ＡＤＨＤの先延ばし対策は「10秒だけ！」～横浜心療内科マンガ

ＡＤＨＤ（注意欠如・多動症）と診断される方は、最近増えています。
いえ根本的な患者数が増えているというより、多くの方がそれだけ気にして、メンタルクリニックを訪れているから、とも考えられます。

実際、ＡＤＨＤにはたくさんの症状がありますが、そのうちひとつに
「先延ばしをしてしまう」
というものがあります。

大切なことがあっても、先延ばしをしてしまってなかなか実行できなくなってしまうのです。

その結果、
・出かける準備ができず、遅刻したり家に引きこもったりしてしまう
・仕事をいつまでも開始できず、上司に注意される
・連絡すべき事柄を先延ばしにした結果、忘れて怒られる
などなど、日常生活で様々な悪影響が出てきます。

ここでＡＤＨＤというものは、「0か1か」ではありません。

人によってその傾向が多いか少ないか、という違いがあるのみで、特にこの「先延ばし」というのは、普通の人であっても、その傾向を持っていて、困ってしまっている…ということも多いのではないでしょうか？

そんなときの対策には様々なものがありますが、まずオススメするのは、このマンガにあるように「10秒だけ」と考えることです。

とにかく短く区切って、それだけでもいいから行動してみることです。

人間不思議なもので、一度始めてしまえば、あとはそこまで大変ではなくなります。
逆に「この仕事を一時間やらないと」なんて考えると、どんどん気持ちが重くなり、先延ばしになってしまいます。

まずは10秒だけ、と限定することで、とにかく始めてみましょう。

何か少しでも参考になることがあれば幸いです。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

（完）

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