風来のシレン6とぐろ島探検録、精神科医による攻略と感想

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こんにちは。
精神科医のゆうきゆうです。

さてつい最近、「風来のシレン　とぐろ島探検録」というゲームをプレイしました。

そしてついにクリアしました。
それがどれだけ楽しかったか、というのをここに語ろうと思います。

プレイしたことがある方はもちろん、プレイしたことがない方にも、できるかぎり分かるように語ろうと思いますので、お時間あれば読んでください。

風来のシレンとは？

ます「風来のシレン」というのは、ダンジョンをとにかく探検していくゲームです。
敵を倒してアイテムや武器を集めて強くなっていき、どんどんダンジョンを潜っていきます。

ただこれ、リアルタイムに敵を倒す、というのでなく、完全に「ターン制」です。

自分が一回動けば敵（たち）も一回動く、というのを繰り返しています。

ある意味、オセロや将棋に近いゲームとも言えるかもしれません。反射神経、とかに自信がない方にも安心です。

そしてこのゲーム、一回でも死んでしまうと、完全にすべてがリセットされます。
レベルも1から始まりますし、集めてきたアイテムも武器も、（基本は）なくなってしまいます。

そのため、一手でもミスは許されない…そんな緊張感が漂うゲームです。

巷では「マゾゲー」と呼ばれることもあります。
自分自身その心理傾向があるからこそ、ハマってしまうのかもしれません。

ちなみにこのゲーム、ニンテンドーのストアで、売上ランキング一位になったこともあるようです。
日本にはどれだけマゾが多いのか。

ただその緊張感ゆえに多くのプレイヤーの気持ちをつかみ、なんと最新作の今回は、シリーズ6本目になります。

自分自身も今までのほぼすべてをプレイしてきました。
この緊張感ゆえに中毒性がスゴく、まさに何十時間、何百時間もプレイしてしまうのです。

ゲームパッケージには「1000時間遊べるゲーム」とすら書いてあります。

自分も途中で「これはヤバい」と思ってしまうレベルでした。

さてこの最新作はどうだったのでしょうか。

やっぱりとっても面白かったです。

結論から言うと、やはり、というかなんというか、とてもとても面白かったです。

特に今までのシステムで微妙な面や不要な点などを排除して、とにかく「プレイしやすく」工夫されているな、と思いました。

ある意味、マグロのおいしい部分だけを切り出してきたような、そんな状態です。素晴らしいです。

そして案の定、やり始めたら止まらないレベルにハマりました。

先程このゲームを「マゾゲー」と言いましたが、もちろんマゾなだけではありません。
すごくいい武器を拾ったり、強いアイテムを手に入れたり、ダンジョンをより深く潜ったりするときの「やったぁ！」という快感は、とてもとても強いです。
ある意味、アップダウンが非常に激しいのです。そしてそのバランスが、絶妙なのです。

ハマる人は、ゲーム依存でもあり、ギャンブル依存の状態でもあるのかもしれません。
とはいえ、ギャンブル依存と違う点は、「お金を失わない」という点ではないでしょうか。いえ、ゲーム内では失うんですけど、リアルな意味で。
これだけの時間熱狂できて、そしてそれが5000円台。しかも一回払いで完結。
すさまじいです。ゲーム制作のスパイク・チュンソフトさんには頭が上がりません。

今回最大の失敗。

ちなみに今回、自分自身がプレイしていて、究極ともいえる「ミス」がありました。

プレイ途中、育てに育てて強くした武器（育て方は後述します）を、失ってしまったのです。

しかも人為的なミスです。

ゲーム途中に「行商人」というキャラクタがいます。
ダンジョンの中で、アイテムを売ったり買ったりしてくれるキャラです。

このキャラに「いらないアイテム」を売っているときに…。

なんと恐ろしいことに、「ものすごく強くした武器」を、売ってしまったのです…。

いえ、売る際に「○○○○○ギタン（通貨単位です）になるけど、いい？」と言われ、
「あれー？　なんか高いなー？　いらないアイテム、そんな高かったんだー？　まぁいいかー」と脊髄反射で「はい」を押しました。

押した直後に「…え？　あれ…？　あ、え…？」と思ってアイテムを確認したときのあの絶望感。

「あああああああああああ！」ですよ。本当に。

しかも行商人に売ってしまったアイテムは、何がどうあろうと取り返せないのです。絶対に。
これが現実だったら「いや間違い！　やめて！　返してええええ！」と物理的に返してもらうことはできると思うのですが、いや、それが恐ろしいところです。
もう一生もののロストでした。

実際、当時何時間も連続でプレイしていたので、そこから「ゲームは最大でも一回30分くらいまで」というルールを自分に課しました。おかげでそのあと、疲れる前に休んでまた集中力を回復させて…という形でプレイすることができました。
くわえてオマケですが、

転んでもタダでは起きない。

もっとも恐ろしいダンジョン。

ちなみにこのゲーム、どのシリーズでもラストのラストに「もっと不思議なダンジョン」と呼ばれるものがあります。
ゲーム内でもっとも難易度が高いステージです。
ダンジョン階層は全部で99階あり、敵も強く、また落ちているアイテムも、試してみないかぎり内容が分からない（未識別）という、凶悪な難易度のダンジョンです。

冗談抜きで、今までのシリーズですと、数十回プレイしてもクリアできない、ということがありました。
ちなみに一回のプレイで数時間くらいは取られていますので、鬼のような時間が取られます。

このシリーズでも、もちろん存在します。それこそが「とぐろ島の神髄」というもの。

今回もさぞ凶悪なんだろう、と思っていたのですが、なんと今回、たった一回のプレイでクリアしてしまいました。

すごい！
自分で自分をほめてあげたいです。

ちなみに今回、別に「すごく簡単だった」ということはなく、上記にあるように、一般プレイヤーのクリア率は「3％」です。（右下）
33回に1回クリアできる、レベルです。しかもシリーズ6までやっている、ということは、大半がプレイ経験者のはずです。それでも3％。
そこで自分は100％こと、1回のうち1回です。やったぁ！

何にせよ、どうしてたった一回でクリアできたのでしょうか？

なぜ、たった一回でクリアできたのか。

実はこのゲームでは特殊効果のある「腕輪」というアイテムがあります。

その中に「壁抜けの腕輪」というものがあります。

これ、壁の中を通り抜けることができるというアイテム。
個人的にこれ、ゲームバランスを壊すレベルに強いアイテムではないか、と思っています。

これによって、まず
「壁という安全地帯から一方的に敵を攻撃できる」
という利点が生まれます。

結果、強すぎる敵も少ないダメージで倒せますし、また自分の力を下げたりする危険な特殊効果のある敵も、安全に処理することができます。
さらに途中「マゼルン」という、武器を強くしてくれる（かわりに危険度が増す）モンスターがいるのですが、この敵も安全に倒すことができ、結果、武器をガンガンに強くすることができました。