恐怖の絵画「ジン横丁とビール通り」アルコール依存症~横浜心療内科マンガ

イギリスの画家、ウィリアム・ホガースという人物が描いた
「ジン横丁」
というものがあります。

内容は一言で言うと「アルコール依存症」の悲惨さ。

アルコールにもいろいろな種類がありますが、文字通り「ジン」によって引き起こされた依存症の状況を描いています。

当時はジンは非常に安く、庶民が手に入れやすかったようです。
とはいえ、質もとても低かったので、依存するだけでなく、体を壊す人も多々いたようです。

もちろん絵画ゆえに誇張は加わっているでしょうが、それでも当時、アルコール依存症は社会問題だったのは事実です。

そしてこのジン横丁と対を成しているのが「ビール通り」というもの。

こちらはお金持ちが飲めた、価格も質も高かった(当時にしては)ビールについての絵画です。

まぁ、どっちにしても依存しているのは大差ないと思うんですが、それにしても、健康問題はそこまで目立たなかったようです。

いかがでしょうか。

もちろん「自分はお酒を飲んでるけど、ここまで依存してないから大丈夫だよ」と言う人も多いかもしれません。

とはいえ、どんな嗜好品も「続けている」と、どんどん体や脳が慣れていき、量が増えていくもの。
結果的に「依存」してしまうリスクも十分ありえます。

もし飲酒をしているなら、それを少しでも意識して、どこかで「ストップ」をかけることが大切だとも言えます。

何か少しでも参考になることがあれば幸いです。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)

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